近年、がん領域では様々な新薬が登場し予後改善に寄与しています。国民が新薬や既薬の新たな適応の恩恵を受けるには保険償還が必須であり、そのためには、有効性と安全性を科学的に立証するための治験が必要です。
進行肺がんの治療薬として使用されている薬が、現行の保険制度上では適応外とされている患者さんにも効果がある可能性があり、ここに希望の光を見いだす患者さんがいます。この希望を叶えるためには、治験で効果を証明しなくてはなりません。そこで昨年、患者会の発案に医師ら研究グループが協働して準備を進め、治験を開始できる運びとなりました。
本セミナーでは、この日本初の患者会発・医師主導治験の背景や目的・意義、課題を取り上げます。「今ある薬」を使えるようにするために、そして製薬の歴史に新たな1ページを作るために、それぞれの立場でできることを共に考える機会にしたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
<お申し込み>
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たくさんのお申込、ありがとうございました。
直前のお申込・本セミナーに関するご連絡はcbs@cosmopr.co.jpへお願いいたします。
主催 | COSMO HEALTHCARE (株)コスモ・ピーアール |
協力 | 認定NPO法人西日本がん研究機構/日本肺がん患者連絡会/がん情報サイト「オンコロ」 |
企画 | メディカル・モバイル・コミュニケーションズ合同会社 |
<PROGRAM>
13:50 | 開場・配信準備 |
14:00-14:05 | 開会のご挨拶:茅島由香(COSMO HEALTHCARE) |
14:05-14:20 | 講演1「治験の背景と経緯」 長谷川一男(日本肺がん患者連絡会 理事長) |
14:20-14:35 | 講演2「患者と協業する初めての治験・その意義」中川和彦(認定特定NPO法人西日本がん研究機構 理事長) |
14:35-14:50 | 講演3「治験の詳細と課題」 武田真幸(近畿大学医学部内科学講座腫瘍内科部門/ゲノム医療センター) |
14:50-14:55 | 休憩-質問入力タイムー |
14:55-15:10 | トークセッション「今ある薬を使えるようにするためにーWanna Be a Part of History?ー」 |
15:10-15:30 | 質疑応答 |
15:30 | 閉会 |
※閉会後に30分、報道関係者向け合同取材時間を設けます |
<SPEAKERS>
長谷川 一男 |
日本肺がん患者連絡会 理事長 |
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2010年に肺癌を発病。2015年、NPO法人肺がん患者の会ワンステップ設立。2016年4月、NHK ETV特集で闘病生活が放送され、同年12月、世界肺癌学会からペイシェントアドボカシーアワードを受賞。現在、日本肺癌学会ガイドライン外部委員を務める。 |
中川 和彦 |
近畿大学医学部内科学講座腫瘍内科部門 主任教授 |
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1983年熊本大学医学部卒業。2007年近畿大学医学部腫瘍内科教授に就任。呼吸器腫瘍、固形腫瘍全般を専門とし、様々な領域で活躍できる腫瘍内科医の育成に積極的に取り組み、日本における質の高い腫瘍内科の確立をめざす。 |
武田 真幸 |
近畿大学医学部内科学講座腫瘍内科部門 |
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2001年奈良県立医科大学卒業。2013年より近畿大学医学部に所属し、現在は講師・医局長。呼吸器腫瘍を専門とし、固形がん全般を対象に、次世代シーケンサーを用いた個別化医療の実践研究を行っている。 |
本セミナーに、ぜひご参加いただき、日本初の患者会発・医師主導治験に対するスピーカー3名の想いをお聞きいただきたく存じます。
本セミナーに関するお問い合わせ先
(株)コスモ・ピーアール セミナー事務局 秋山・下川・浅野
TEL: 03-5561-2915 MAIL: CBS@cosmopr.co.jp