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2020年の年頭にあたって

2020年も早や1ヶ月が過ぎました。
2020年はコスモにとって、創立60周年という節目の年です。
1960年にPRのパイオニアとして創業して以降、
創業当時から続く編集部門を基礎としながらも、コスモは幾度の変革を経て、
近年はヘルスケアコミュニケーションに特化し、ビジネスを成長させてきました。
60年の節目である今年は、さらにヘルスケアコミュニケーションのレベルアップを目指します。

近年、ヘルスケアにおいては、Shared Decision Makingという言葉があるように、
与えられる医療から、患者さんも学び、共に選択する医療へと移り変ろうとしています。
また昨年、AMEDがPatient and Public Involvementのガイドラインを発表し、新薬の早期の開発期を含め、医療における患者参画は今後ますます進んでいくことになるでしょう。

コスモは、このようなマルチステークホルダーとの双方向のコミュニケーションを通じた真の意味でのパブリックリレーションが、これから企業にとってさらに重要になると考え、3つの新しい取り組みを開始いたします。

1つ目は、患者アドボカシーの推進です。すでに発達している欧米のケースや日本での取り組みをシェアし、日本でどのように患者アドボカシーが実行しえるかを議論する機会を本年中に設けたいと思っています。

2つ目は、高額医療などのクリティカルなトピックにおける各ステークホルダーの主張分析などを含めた、ヘルスケアトレンドレポートの発行です。本レポートは日英で発行することを予定しています。

3つ目はヘルスケアコミュニケーションにおけるグローバルベストプラクティスの導入です。欧米のパートナーとの協働を推進することで、サービスメニューの拡大を目指します。

60年前、コスモは欧米における日本企業の地位向上を目指して立ち上がりました。
我々のDNAには、企業は社会に貢献すべきであるという考えが当初から組み込まれています。
2020年は、患者さんが持続的により良い医療を享受できるような医療環境の実現に向けて、
微力ながら新しいステップを踏み出したいと思います。

最後になりますが、2020年が皆さまにとっても飛躍の年となりますように。

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